カルチャー

遊びとおもちゃのレシピ集のシリーズ第3弾 「究極的に簡単」な即席レシピを45種紹介

『ふきさんのクイックおもちゃ大百科』
『ふきさんのクイックおもちゃ大百科』

 親が子どもとの遊びに困ったときや、子どもたちが夏休みの自由研究に悩んだときに活躍しそうな1冊が発売された。『ふきさんのクイックおもちゃ大百科』(偕成社、作:佐藤蕗、税別1800円)だ。Twitterで25万件以上の“いいね”を獲得した「走る!チビ忍者」など、41種を掲載した1作目『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』、ハロウィーンやクリスマスなど、季節ごとに楽しめる遊び・おもちゃのレシピを42種紹介した2作目『ふきさんのシーズンおもちゃ大百科』に続く、人気シリーズの第3弾。

 本作のテーマは、“究極的に簡単”なこと。「作らない(ほぼ0工程)」、「かくだけ 切るだけ 結ぶだけ(だいたい1工程)」、「思いたったらすぐできる(だいたい2~3工程)」、「やってみるとかんたん」という4つのパートに分けて、遊びや工作を掲載。過去2作よりもさらに手軽に楽しめるものがそろっている。

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 例えば、PART2の「かくだけ 切るだけ 結ぶだけ」で紹介されている「メイクが消えるコップ」は、お湯を注ぐと絵が変わるという、まるで魔法のような作品。その仕組みはとても単純なもので、紙コップに油性ペンで元の顔を描き、その上から「こすると消えるペン」でメイクをするようにお絵描き。お湯を紙コップに注ぐと、後から描き入れた絵だけが消え、メイクが落ちるという仕組みだ。こすると消えるペンの「高温になると見えなくなる」という特性を生かしたアイデア工作で、SNSでは10万超の“いいね”を獲得。遊んだ後は水気を拭いて冷凍庫で冷やすと、消えた絵が戻るという。

ユニークなアイデアで、数々の工作を生み出してきた「ふきさん」
ユニークなアイデアで、数々の工作を生み出してきた「ふきさん」

 作者の「ふきさん」こと佐藤蕗さんは、手作りおもちゃ作家として、新聞・雑誌・webで幅広く活躍。幼い頃から工作が大好きで、現在もお子さんとともにさまざまなアイデアで遊びやおもちゃを創造している。