おでかけ

名古屋で「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」 水木氏生誕100周年記念、妖怪画創作の裏側に注目

©水木プロダクション
©水木プロダクション

 真夏の名古屋に妖怪が大集合! 名古屋市博物館 (名古屋市)で、水木しげる氏生誕100周年記念「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」がスタートした。9月24日(日)まで開催されている。

 日本を代表する漫画家の一人、水木しげる氏(1922~2015)。妖怪を題材にした作品を多数発表し、妖怪を楽しむ文化を現代日本に定着させた。2022年の生誕100周年を機に企画された同展では、これまで数多く開催されてきた水木氏の展覧会の中で初めて、その妖怪画創作の裏側に着目! 古書店街で収集した妖怪関連資料から一見妖怪とは無関係のものまで、さまざまな資料や手法を駆使して、目に見えない妖怪に形を与えていったという水木氏。貴重な本人所蔵の妖怪関連資料や漫画作品の原稿などを公開し、先人たちの築いてきた妖怪世界をリスペクトしつつさらに豊かなものに発展させた水木氏の“妖怪人生”や創作手法に迫る。水木氏が描いた妖怪画の原画も大集合。その細密かつコミカルな筆致と独特の世界観を存分に堪能できる。

 入場者には先着順で、週ごとに絵柄が変わる全11種類の妖怪カードが配布される。会場内の特設ショップでは、メインビジュアルを使用したクリアファイルやTシャツ、ポストカードなど、展覧会限定グッズを販売。

 開館時間は9時30分~17時00分(入場は16時30分まで)。期間中の休館日は、毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日、8/14は臨時開館)・第4火曜日・7月18日(火)・24日(月)・25日(火)・31日(月)・8月7日(月)・21日(月)・22日(火)・28日(月)・9月4日(月)・11日(月)・19日(火)。

 観覧料は、一般1600円・高大生900円・小中生500円。高大生・中学生は学生証等の博物館窓口での提示を。障害がある人・難病を患う人については、障害者手帳や医療受給者証の提示により、本人と介護者2人まで当日料金の半額となる。当日券・障害者等割引券は名古屋市博物館、Boo-Woo(ブーウー)チケット、チケットぴあ(Pコード:686-517)、ローソンチケット(Lコード:41797)、セブンチケット(セブンコード:101-262)、イープラス、中日新聞販売店等で販売中。
 お化け・妖怪には、やっぱり夏がピッタリ! この夏、名古屋市博物館で“百鬼夜行”を楽しもう。