公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC、東京都港区)は、2022年度の自動車リサイクルの実績をまとめた「自動車リサイクルデータBook 2022」を公表した。JARCのホームページから無料でダウンロードできる。
「データBook」は、自動車リサイクルに関する情報システムに蓄積されたデータと自動車リサイクルに携わる事業者などから提供された情報を基に、22年度の自動車リサイクルを取り巻く状況を掲載。22年版では「使用済みになるまでの自動車の平均使用年数」や近年増えつつある「ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)のリサイクル台数」などの情報も紹介している。
「データBook」は84ページ。①自動車リサイクルの流れ②主な実績③過去10年間の実績(データ集)-で構成している。①は自動車リサイクルにおける物・お金・情報の流れを図解で記載。②は「再資源化預託金等の管理・運用」「使用済自動車のリサイクル」などの実績がわかる。③は新車販売台数の推移やハイブリッド車・電気自動車の預託状況などのデータを見ることができる。
また、データだけを抜き出した「Web別冊編」もある。JARCの担当者は「最近はコロナ禍の影響で中古車の需要が高まったことなどもあり、廃車にせず使用年数が長くなる傾向にある」と話している。