
旧盆中で帰省していた人は多いと思うが、そこで気を遣うのは配偶者の実家に行った時のことだろう。認知科学に基づくコーチングを法人・個人に提供するミズカラ(東京)は、25歳~59歳の既婚男女500人を対象に「義実家と人生・キャリアへの向き合い方」と題する調査を実施した。調査期間は7月30日~ 7月31日。
配偶者の故郷、義実家に帰省する際に「帰省鬱」「義実家ブルー」になる人が増えているようだが、「義実家に帰省することについてどう思うか?」との問いに、「楽しみ」と答えたのは夫が15%に対し、妻はわずか4%。反対に「おっくうに感じる」などネガティブな感情を持つ妻は10人中7人と男性の倍の割合となるなど、義実家帰省に抵抗がない妻は少数派であることが明らかになった。
「うちの妻は楽しくやってそうだから大丈夫」と見えたとしても、妻は内心では違うかもしれず、夫としてはこれについて考える必要があるかもしれない。世間では、男女の役割分担意識は徐々に薄らいできているとはいえ、実家で夫は「ゲスト」扱い、妻は「家事手伝い」で気疲れ、という構造は根本的には変わっていないことを、今回の調査結果は示したと言えそうだ。
※出典:(株)ミズカラ調べ