グラフィックデザイナー永井一正氏とアートディレクター永井一史氏による初の二人展「LIFEとlife」(OUR FAVOURITE SHOP・東京)が、4月18日~5月12日まで東京都世田谷区のOFS GALLERYで開催される。入場料無料。
異なったアプローチでクリエーティブを行ってきたデザイナー2人が、同じテーマで創作をする本展示では、新作ポスターに加え、映像作品の展示や会場限定のグッズも販売する。
親子で「デザイン」という大きなフィールドに立ちながら、全く異なったアプローチでクリエーティブの解釈を広げ続けてきた2人。永井一正氏は、幾何学的な表現からグラフィックデザイナーとしてのキャリアをスタートさせ、具象的な動物を描いたことをきっかけに作風を大きく転換させた。いのちを追求するLIFEシリーズは、すでに40年近く続くライフワークとなっている。
一方、永井一史氏は、広告会社を経て2003年にHAKUHODO DESIGNを設立。概念をデザインすることに価値と面白さを見いだし、ブランディングを中心に仕事をしている。それぞれの道に大きく関わってきたであろう、時代とともに流れる価値観の変化、そして親子としての関係性。今だからこそ開催が実現した本展では、普遍的なモチーフをテーマに、新作ポスターや映像作品、対話のテキストなども通じて、解釈の相違点と共通点、二人の関係性をあぶり出していく。
開催期間中の4月22日には、永井一史氏と、日本デザインセンターの社長であり、プライベートにおいては、10年来の茶道の仲間でもある原研哉氏とのトークセッションも開催される。OFS GALLERY で18時30分から。こちらは事前予約制で、料金無料。