カルチャー

フランツ・カフカ没後100年  文学を変えた作家の、これぞ決定版!の短編集

決定版 カフカ短編集
決定版 カフカ短編集

 6月3日に没後100年を迎えるフランツ・カフカは、遺言で原稿の焼却を頼むほど自作への評価が厳しかったという。だが、その中でも自己評価が高かったといえる15編を厳選した『決定版カフカ短編集』(新潮社、税込み781円)が発売された。20世紀を代表する巨星の決定版短編集だ。

 編者は『絶望名人カフカの人生論』や『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』など、数多くのカフカに関する作品を編訳している頭木弘樹さん。『決定版カフカ全集』を各巻100回以上読んでいる頭木さんが、カフカの自己評価や読者の評価を鑑み、「これだけは読んでおきたい」といえる、カフカの王道作品をセレクトした。

フランツ・カフカ
フランツ・カフカ