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貴重な美術品を眺めながら、悠久の歴史に思いをはせる 特別展「奈良大和路のみほとけ―令和古寺巡礼―」を開催

国宝 聖観世音菩薩立像 飛鳥~奈良時代 7-8世紀 薬師寺蔵(画像提供:奈良国立博物館)

 滋賀県の「MIHO MUSEUM」では、7月6日(土)~9月1日(日)までの期間、2024年夏季特別展「奈良大和路のみほとけ―令和古寺巡礼―」を開催する。

 「MIHO MUSEUM」は、琵琶湖の南、甲賀市信楽町郊外にある桃源郷をモチーフにして建設された私立美術館。古代美術、仏教美術、茶道美術などの海外の美術品と、絵画、漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて約3000件のコレクションを所蔵することで知られている。

 今回開催の特別展では、はるか1400年の悠久の歴史の中で奈良大和路に建立された多くの寺院――法隆寺、東大寺、薬師寺、唐招提寺、大安寺、西大寺をはじめとする古寺の仏像、絵画、工芸品を、奈良を愛した写真家・入江泰吉氏の作品と、この地を舞台にした文学を交えて紹介する。

 展示総数は51点(うち、国宝5点、重文10点、その他指定8点含む)を予定している。中でも代表的な展示は、国宝「聖観世音菩薩立像」(薬師寺蔵)、国宝「観音菩薩立像(夢違観音)」(法隆寺蔵)、国宝「弥勒仏坐像」(東大寺蔵)など。

 期間中の開館時間は10時~17時。入館料は一般1300円、高・大生1000円(税込み)、中学生以下無料。20人以上の団体は各200円割引。

なお、展示品によって展示期間が異なる場合があり、また一部展示替えもある。詳細は、「MIHO  MUSEUM」へ。

 あなたも数々の貴重な美術品を眺めながら、悠久の歴史に思いをはせてみてはいかが・・・。 

国宝 弥勒仏坐像 平安時代 9世紀 東大寺蔵(画像提供:奈良国立博物館)