刺しゅうを始めると、いろんなものを作ってみたくなって図案探し。図案だけでなく、小物の制作過程も解説されている本は便利だ。スウェーデン刺しゅうなら、これがよさそうだ。『増補新版 スウェーデン刺しゅうの図案帖100』(五十嵐富美著、グラフィック社、税込み1760円)が8月に発売される。
スウェーデン刺しゅうは、先の曲がった刺しゅう針で二重織りの布の織目をすくって模様を描く刺しゅうで、織物のようなおもしろさがあり、レトロかわいさが詰まっている。2016年発行の『スウェーデン刺しゅうの図案帖』に新たな図案を追加して、100図案を掲載。基本のステッチから作品作りまで、刺し方も丁寧に解説している。掲載図案の通りに刺しても、色や模様の組み合わせを好みで変えても、さまざまに楽しめる一冊だ。