京都・宇治田原町の活性化に取り組む龍谷大学(京都市)の先端理工学部の学生3人が、同町の特産品である「手摘み玉露」を使用した発泡酒「玉露エール」を開発した。地域コミュニティー型コインランドリー事業に取り組むアクア株式会社(東京・大阪)と、老舗茶屋の流芳園(宇治田原町)の代表であり茶師十段の谷口悟司氏の協力のもとでの取り組み。今後は、宇治田原町の新たな特産品となるように地域と連携していく。
宇治田原町は煎茶発祥の地だが、お茶の名産地は宇治市という印象もあり、観光客数は45倍の差があるという。多くの人に宇治田原町のことを知ってもらい、お茶の新たな可能性を発掘するため、変わり種の商品として宇治田原産の茶葉を利用したクラフトビールを開発した。
開発に携わった同学部 知能情報メディア課程3年の井上想子さん・谷口ひとみさん・古川絢奈さんは、「宇治田原が誇る茶屋と連携し、どうすれば玉露の甘みとうま味を引き出せるかを考え抜いたこだわりのクラフトビールで、地域の活性化はもちろん、宇治田原のお茶産業を盛り上げていければと思っています」とのコメントを寄せている。