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古代エジプトが広島に出現! 広島県立美術館で「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」開催

 

 古代エジプト人は何を食べ、どんな言語を話し、何を畏れていたのか? ピラミッドはなぜ、どのようにして造られたのか――? 今年1月~4月にかけての東京会場で約17万人が鑑賞した「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が、9月20日(土)から広島県立美術館で開催される。ブルックリン博物館・広島県立美術館・広島テレビ・イズミテクノ・中国新聞社の共催。

 米・ニューヨークにあるブルックリン博物館所蔵の貴重な古代エジプトコレクション。彫刻・棺・宝飾品・土器・パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点の遺物を通して、現代人の想像をはるかに超える高度な文化を創出した人々の営みをひもとく。

 日本国内ではこれまでも数々の古代エジプト展が人気を博してきたが、そこに生きる人々の営みについては、あまり多くは語られてこなかったという。まず「1st Stage 古代エジプト人の謎を解け!」では、現在から5000年以上前から高度な文明があったことを物語る資料をはじめ、古代エジプト人の日常生活が垣間見える作品の数々を展示。当時の住居環境、食生活、仕事事情、身だしなみ、出産や子育てなどにも着目し、現代の生活へもつながる身近な謎を掘り起こす。

 「2nd Stage ファラオの実像を解明せよ!」では、古代エジプトで絶対的な権力を有したとされるファラオ(王)の、謎に包まれた権力とその実像を、ピラミッドや神殿など壮大な建築物や装飾の数々を通して紹介。クフ王やラメセス2世など、先王朝時代からプトレマイオス朝時代まで、3000年の王朝史を通じて活躍した12人の王にまつわる作品を紹介し、王の姿と王朝の変遷をたどる。また名古屋大学とワールドスキャンプロジェクトの共同調査による最新研究を元に、巨大ピラミッドの建築方法や建てられた当初の姿を解き明かす。

「Final Stage 死後の世界の門をたたけ!」では、古代エジプト人のユニークな死生観にまつわる謎を紹介。人や動物のミイラをはじめ、美しい副葬品の数々や葬儀のための道具、神々の姿をあらわしたレリーフなど、葬送儀礼に関する作品を通して、ミイラはなぜ、どのように作られたのかなど、古代エジプト人の死生観に迫る。また、ベールに包まれた古代エジプト語の真の音声を再現。現存最古の葬送文書である「ピラミッド・テキスト」を読み上げる声が、厳かな空間を演出する。

 観覧料は、一般1800円、高・大学生1200円、小・中学生700円。チケット購入方法など詳細は、広島展公式サイトに掲載している。