カルチャー

発売即重版! 『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』を手掛けた伝説の編集者が語る「感想」の力

 ビジネス書や実用書を中心に出版するクロスメディア・パブリッシング(東京)が5月1日に刊行した書籍『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』の重版(第2刷)が決まった。発売直後にAmazonの「編集」カテゴリで1位を取るなど話題となり、発売からわずか2週間足らずという実用書としては異例の速さでの重版決定となった。

 本書は、『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』などのメガヒット漫画を手掛けた編集者・佐渡島庸平氏が、20年以上の編集経験から体系化した“感想で伝えるフィードバック”の全技術を初めて一冊にまとめたもの。講談社「モーニング」編集部で井上雄彦、安野モヨコ、三田紀房、小山宙哉といった日本を代表する作家たちを担当する中で、「アドバイス」は相手に届かないという事実に気づいたという。その一方で、編集者がひとりの読者として感じた素朴な「感想」――「ここで心が動いた」「ここは読むのに時間がかかった」――は、作家の内面に届き、創作の推進力になる瞬間が確かにあった。本書は、その発見を出発点に、「評価」や「指示」ではなく、「感想」を通じて相手の主体性と創造性を引き出す方法を解説する。編集現場で磨き上げられた知見は、上司と部下、教師と生徒、親と子――あらゆる人間関係に応用できる普遍的なコミュニケーション論となっている。

 加えて、『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』の制作秘話が随所に盛り込まれていて、とっつきやすい。『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』は、四六判/312ページ/1色刷で税込み2090円。仕事にも人間関係にも役立つ気づきを、人気漫画を通して学べる一冊だ。