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新規導入したソフトは、顧客管理と人材育成関連が多数 キャプテラのDX調査報告、「後悔している」も約6割

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キャプテラ 「SaaS導入に失敗しないためのポイント【DX調査報告】」

 

 ソフトウエア関連企業のキャプテラ(東京都港区)はこのほど、「2024年テクノロジートレンド調査」の結果をまとめ、クラウドタイプのソフトウエアSaaS(サース)について「SaaS導入に失敗しないためのポイント【DX調査報告】」を発表した。

 それによると、調査対象の企業が過去1年間に新規導入したソフトウエアは、「顧客関係管理(CRM)」47%、「人事管理・タレントマネジメント」47%、「学習管理システム(LMS)」46%が上位3種。

 2024年の主要な課題を「有能な人材の確保」30%、「従業員のスキルアップやトレーニング」29%、「新規顧客や取引先の獲得」29%、「効果的なプロジェクト管理」24%、「テクノロジーの適切な導入」23%としており、ソフトウエアの導入は課題と関連しているという。

 また、直近に導入したソフトウエアについて、90%が満足している一方、過去1年半で導入したソフトウエアについて、約6割が後悔しているものがあると答えている。

 2024年のソフトウエア支出については、23年より増やす企業は36%、同等は57%と、ほとんどの企業が同等あるいは増額の予算を組む予定。

 調査はキャプテラが23年7月にオンラインで実施。米国、英国、カナダ、オーストラリア、フランス、インド、ドイツ、ブラジル、日本のさまざまな業界と規模の企業(従業員5人以上)から、ソフトウエア購入決定に関与している3484人の回答をまとめた(うち日本は350人)。

 SaaSとは、一般的にインターネットを経由して、必要な機能を利用するサービス。かつてのソフトウエアをパッケージ製品として購入していたものと異なり、必要なものを提供側のコンピューターにアクセスし利用するサービス形態。