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浜辺美波、映画『金の国 水の国』に「勇気をもらった」 「優しさと温かさがあれば、大変だけど解決できる」

 映画『金の国 水の国』ジャパンプレミアイベントが12日、東京都内で行われ、声優を務めた賀来賢人、浜辺美波、戸田恵子、渡邉こと乃監督ほかが登壇した。

 本作の主人公は、“金の国”の誰からも相手にされない、おっとり王女サーラ(浜辺)と “水の国”の、貧しくも家族思いの建築士ナランバヤル(賀来)。2人は100年断絶している敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ、偽りの夫婦を演じることになる。

 賀来は、演じたナランバヤルについて、「彼は一見ちゃらんぽらんで適当に見えるかもしれないけれど、実は頭がよくて機転が利く切れ者。そしてすごく心優しい青年です」と紹介。

 「自身と重なる部分は?」と尋ねられると、「それが全くなくて。本当にいい男」と苦笑しながら、「こういう男になれたらいいなと常に尊敬の気持ちを抱きながらお芝居をさせていただきました」と振り返った。

 一方、浜辺は「この作品は、敵対する国の問題を、2人が小さなうそと優しさで解決していく物語。日々過ごしていると、いろんな問題に当たると思うのですが、そんなときも優しさと温かさがあれば、大変だけど解決することができる。そういう勇気を私自身与えてもらったような気がします」とコメント。

 また、「凝り固まった心がフワッとほぐれるような感覚にもなれる作品。ちょっと心が疲れていたら、ぜひこの映画で癒やされて帰ってください」と語った。

 試写後に「泣いた」との感想が多く寄せられた本作にちなみ、「最近一番泣いたこと」を尋ねられたキャストたち。

 サーラの姉を演じた戸田は「今季はサッカーW杯にすごくハマりまして。三笘薫選手の涙にこっちも大泣きしました。びっくりするぐらい泣きました。気持ちが入っちゃって。“三笘命”です」と熱く語って会場を沸かせた。

 浜辺は「私は1人でご飯に行って、お酒をたしなむことが好き。最近、九州の料理屋さんで、からしれんこんを食べたのですが、出来立てでめっちゃ辛かった。すごく涙が出ました」と笑わせた。

 映画は2023年1月27日から公開。