斎藤工が主演するドラマ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(テレビ東京)の2話が、12日深夜に放送された。
本作は、桧山健太郎(斎藤)が、予想外の妊娠をきっかけに、社会のさまざまな問題に直面しながら、自分自身を変えていき、成長する姿を描く。原作は坂井恵理氏の同名漫画。昨年、Netflixで配信され、地上波初放送となる。
自分が妊娠していると知った健太郎は、つわりや身体的な変化に悩まされ、仕事に集中できないでいた。ある日、健太郎が会議に出席すると、胸から母乳が出て、服がぬれていることを指摘されて動揺する。
その後、中絶を決めた健太郎だったが、相手の署名入りの中絶同意書が必要だった。妊娠した時期から考えると、どうやら相手は、パートナーの亜季(上野樹里)のようだった。
健太郎は亜季に妊娠したことを伝え、同意書を書くよう促すが、亜季から「私の子どもなの?」と言われてしまう。まるで他人事のような亜季の言動に、健太郎はイラつく。
後日、健太郎が、再び亜季に同意書を書くよう促すと、亜季は「このチャンスを生かすべきだ」と言い始め、健太郎は「その辺の男が言っていることと同じだ」と反論する。
会社に戻った健太郎は、予定していた会議を忘れていたことに気付く。健太郎は上司から最近の勤務態度について指摘され、重要なプロジェクトの指揮から降ろされてしまう。
放送終了後、SNS上には、「男性も身ごもるようになった世界、面白くて、どうしても笑ってしまう」「体調が悪くなったら、すぐ戦力外と見なされるのきついな」「このドラマは女性の共感を誘って終わりではなく、男性に見てもらってからが始まりだと思う」など、多数の感想が寄せられた。
また、亜季の「私の子どもなの?」のせりふには、「『それ本当に俺の子?』っていう男性全員に見てほしい」「『俺、妊娠した』『私の子なの?』男女逆転の会話、ウケる」「お気楽に吐く言葉が、パートナーを傷つけるかが分かる」などのコメントが寄せられた。