趣里がヒロインを演じる、2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の新キャスト13人が14日、発表された。昨年、岡田健史から改名した水上恒司がヒロインの最愛の人・村山愛助を演じる。
“朝ドラ”109作目となる本作は、戦後の大スター・ 笠置シヅ子をモデルとした物語。
主人公の鈴子は、大阪の下町の銭湯の看板娘として育つ。小さな頃から歌って踊るのが大好きで、道頓堀にある梅丸少女歌劇団(USK)に入団する。やがて、歌の才能を発揮し始めた鈴子は、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく。
水上演じる村山は、大阪にある日本随一の演芸会社・村山興業の御曹司。鈴子の大ファンだったが、やがて互いに引かれ合っていく。さまざまな逆境を2人で乗り越え、鈴子の人生に大きな影響を与える運命の相手となる。
“朝ドラ”初出演となった水上は「『ブギウギ』を楽しみにお待ちの皆さま、お初にお目にかかります。この度、村山愛助役を授かりました水上恒司と申します。村山愛助を演じられるのは世界で私だけである自覚を持って、趣里さん演じる花田鈴子と世界で一番ブギウギな音を奏でていきます。『ブギウギ』もうしばらくお待ちくださいませ!」とコメントを寄せた。
また、鈴子の幼なじみ・タイ子を藤間爽子、鈴子たちの銭湯「はな湯」の常連客・易者をなだぎ武、銭湯の常連客・アホのおっちゃんを岡部たかし、銭湯の釜炊き・ゴンベエを宇野祥平が演じる。
なだぎ扮(ふん)する易者は、銭湯にもよく客として訪れていが、鈴子からは「この占いは当たらないで有名」と言われている。
なだぎは「『この人に占ってもらっても、もらわなくてもええけど、毎朝顔は見たくなる人やな~』ぐらいの憎めない愛嬌(あいきょう)のある易者を演じられたらと思っております」と語った。
岡部演じるアホのおっちゃんは、いつも薄汚い格好をして、よく酒に酔っている。大工仕事が得意で、なぜか、おっちゃんだけはいつも、ただで銭湯に入っている。
岡部は「僕も関西で幼少期を過ごしたので、周りにはアホのおっちゃんが普通にいました。アホのおっちゃんは、アホなんですが、面白いし人懐っこかったのを覚えています。波瀾(はらん)万丈な鈴子の人生にも優しく温かい記憶として残るようなアホのおっちゃんにしたいと思います」と語った。
その他、鈴子の弟・花田六郎を黒崎煌代、銭湯の常連客・アサを楠見薫、銭湯の常連客・熱々先生を妹尾和夫、歌劇団の音楽部長・林を橋本じゅん、歌劇団の専属ピアニスト・股野義夫を森永悠希、洋食屋の配膳係・ハットを福徳秀介(ジャルジャル)、洋食屋の料理人・コックを後藤淳平(ジャルジャル)、日本随一の興行会社・梅丸の社長・大熊を升毅が演じる。