エンタメ

二宮和也、日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞 「もう賞金は出ていますから」

 映画『ラーゲリより愛を込めて』御礼舞台挨拶2023が20日、東京都内で行われ、主演の二宮和也と瀬々敬久監督が出席した。

 第2次世界大戦後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人の姿を描いた本作は、現在も全国でロングラン上映中で、大ヒットを記録している。

 本作の演技で「第46回日本アカデミー賞」の優秀主演男優賞に輝いた二宮は、祝福の言葉を贈られると、「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた。

 宣伝期間中、共演者とのスケジュールがなかなか合わなかったことを明かし、「それだけ忙しい、すごい人たちと撮影をしていたということ。そういう人たちとあの期間ずっと一緒にいられたことは、僕らにとってご褒美じゃないけど、すごい時間だったんだなって、改めて思います」と語った。

 授賞式は3月10日に開催される。瀬々監督が「ぜひ最優秀主演男優賞を取ってもらいましょう。時の運もあるけどね」と語ると、二宮は「行けるだけで…」と返した。

 二宮は「もう賞金は出ていますから。最優秀を取ったらもっと増える? まあ(賞金を)もらえることは確定してますから」と語って会場を沸かせた。

 この日は、共演者から届いた質問に2人が答える企画も実施した。松坂桃李から「同じスタッフ、キャストで次回作を作るとしたら?」と尋ねられた瀬々監督は「『スタートレック』みたいな映画。安田顕さんが隊長で、みんなが隊員で宇宙に行って…」と想像を巡らせた。

 二宮は「せっかくこれだけの人がいるのだから、瀬々さんも出てもらって、瀬々パチ先生みたいなことをやりたい」と“金八先生”をイメージした物語を提案。「定時制の男子校みたいな感じで」とノリノリで語った。

 さらに、桐谷健太から届いた「人生最後の日に食べたい料理は? そして、俺と2人きりで食べたい料理は?」との質問に、二宮は「あまり食に興味がないというものもあるんだけど…。もんじゃが好きなので、もんじゃ焼きかな」と回答。

 だが、桐谷が関西出身であることから「桐谷さんと食べるとなると、お好み焼きかな」と笑った。