BS松竹東急が開局1周年記念で映画『家族はつらいよ』シリーズを一挙放送！　山田洋次監督からメッセージも

　BS放送局のBS松竹東急（東京／BS260ch・全国無料放送）が、3月26日に開局1周年を迎える。それを記念して3月24日（金）・25日（土）・26日（日）に、松竹の巨匠・山田洋次監督作『家族はつらいよ』シリーズ3作品が一挙放送されることに。

　まず、24日夜8時放送のシリーズ第1作『家族はつらいよ』（2016年）は、結婚50周年を迎える平田周造（橋爪功）・富子（吉行和子）夫妻に訪れた離婚危機を描く。25日夜9時放送の『家族はつらいよ2』（17年）では、周造の運転免許証返納を巡って新たな騒動が繰り広げられる。26日夜6時38分放送の『妻よ薔薇のように家族はつらいよⅢ』（18年）では、長男の妻・史枝（夏川結衣）が家出して一家が大混乱に陥る。そのほか、西村まさ彦、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優らが共演。

　放送にあたり、山田洋次監督がメッセージを寄せた。

　「ついこの間始まったばかりだと思っていたけれども、『ああ、もう1年たったのか』と感慨無量です。このチャンネルを通して、皆さんが松竹を含めた日本の昔の映画を、本当に映画が充実していた時代の楽しい映画をたくさん見ることができるとすれば、僕も映画人の一人としてうれしいです。僕の映画は全て、時代劇を含め、何らかの形で家族が関わっている、家族を描いていると言い切ってもいいかもしれませんね。『家族が仲よく生きてくということはつまり、笑いを常に交えていく、真剣な真面目な事柄を冗談交じりに解決していくという、そんな知恵が必要なのだ』といつも考えながら映画を作っています。特にこの『家族はつらいよ』シリーズには、そういうテーマが含まれていると思いますので、皆さんどうぞ楽しんで見てください。これからもBS松竹東急をよろしくお願いします」