コナミデジタルエンタテインメント(東京)は2月3日と4日、東京ドームで、「遊戯王カードゲーム」の25周年記念イベント「遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUARTER CENTURY」を開催した。
漫画に端を発した「遊☆戯☆王」のカードゲームは1999年2月4日に発売され、瞬く間に大人気になった。カードゲームをコンピューターゲームとして再現、発展させたソフトも次々と発売。任天堂「ゲームボーイ」から始まり、現在は「Nintendo Switch」のような専用ゲーム機に加えスマートフォンでも楽しめるなど広がりを見せてきた。
人気は早くから海外にも及んでおり、2003年からは世界大会「Yu-Gi-Oh! World Championship」を開催。2013年には「参加人数が最も多いトレーディングカードゲームトーナメント」としてギネス世界記録認定を受けた。コロナ禍を経て昨年4年ぶりに開かれるなど、衰えぬ人気となっている。
この2日間は、25年の歴史を感じる企画が東京ドーム内のさまざまな場所で催された。これまでに発売された約1万2000種類全カードの展示をはじめ、2000年放送のアニメ作品に出演した俳優・風間俊介さんをはじめとする歴代の主演声優陣による座談会、お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんなど本作のファンという著名人が登壇するトークショーなどイベントも盛りだくさん。VRゴーグルを装着してゲームの世界を楽しめる体験イベントや、AIを活用した新たな取り組みの公開など、さらなる進化を予感させるアトラクションを、ファンは思い思いに楽しんでいた。
来場者同士が自分のカードを持ち寄って対戦できるエリアももちろんあり、会場には2日間でおよそ5万人が訪れた。同社プロモーション企画本部長の車田貴之さんは「25年間続けることができた感謝を、すべてのファンへお伝えしたい。親子でご来場いただいた方も数多くいらっしゃって、とてもありがたく思います」と述べた。