秋田発の菓子ブランド「くら吉」を展開する和洋菓子製造販売のゆう幸(秋田市)はこのほど、秋田県鹿角市特産の「北限の桃」を使用した新商品「KURAKICHIあきたフルーツクッキー缶(あきた北限の桃アソート)」(2700円)と「あきた北限の桃ケーク」(270円)を発売した(いずれも税込み価格)。全国の「くら吉」6店舗(くら吉西武秋田店、くら吉仙台藤崎店、KIURAKICHI松屋銀座店、くら吉西武池袋店、くら吉渋谷東急フードショー店、くら吉阪急うめだ店)で販売している。
北限の桃は、流通時期が全国で最も遅い産地の桃という意味から名付けられたブランド桃。秋田県鹿角市で「JAかづの北限の桃部会」の生産者が栽培している。クッキーは、焼き菓子の素材としては珍しいこの北限の桃を使い、甘みと酸味のバランスが絶妙な味わいを詰め込んだ。ケークは、北限の桃のコンポートとピューレを生地の中に練り込み、桃をしっとりと焼き上げ、ジュレを上掛けしたケーキ。
首都圏の百貨店などに販路を持つゆう幸は、JA全農あきたや農林中金秋田支店と連携して、こだわりの県産農作物を生かした高付加価値の創作菓子を製造・販売し、「地域生産者の持続可能性を高めることを目指す」としている。