特定非営利活動法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市)は10月11日(土)にりんくうアイスパーク芝生広場(泉佐野市りんくう往来北1-23)で開催される「焼きそば・ギョーザEXPO in泉佐野」で、同団体が運営するこども食堂「キリンの家」に通う中学生が開発した「泉佐野ギョーザ」を出店する。また、子どもたち自身が登壇し、これまで取り組んできた開発エピソードや今後の展望についてのプレゼンテーションも行う。
泉佐野市は関西国際空港に近く国内外を問わず多くの人が訪れる一方で、目的地に向かうまでの単なる通過点として利用されることが大半という地域課題を抱えている。こども食堂に通う中学生たちがここに着目。自主的に活動する体験型プロジェクトの一環として、泉佐野市を目的に訪れてもらえるような新ご当地グルメ「泉佐野ギョーザ」の開発に取り組んできた。
計14種類のギョーザを試食し細部まで分析し、具材の比率をはじめ、玉ねぎは、食感を感じる生のものと、甘みを出すためあめ色に炒めたものを両方使う、野菜のうまみを引き出すため隠し味にみそを加えるなど、子どもたちのこだわりが詰まっている。これまでに開催したお披露目会や試食会などでも、「くせになる味で、毎日でも食べたくなる」「隠し味のみそが効いていて、たれを付けなくてもおいしい」など好評を得ているという。
子どもたちにとってまさに“渾身のこだわりギョーザ”。子どもたちは、「泉佐野に行けばいつでも食べられる泉佐野ギョーザ」を最終目標に、飲食店30店舗での採用を目指し、これまでOEM製品(他社ブランドの製品の製造)の開発に奮闘してきたという。現在の一番の課題は、OEM先であるユーフーズ(泉佐野市)の工場で製造した「泉佐野ギョーザ」を飲食店に卸す卸売業者がまだ決まっていないこと。子どもたち自らが登壇して行うプレゼンテーションでは、これら目標についても発表する予定。
「焼きそば・ギョーザEXPO in泉佐野」では、泉佐野ギョーザ6コ入り(400円)、600食を提供する予定。開催時間は10時~17時(売り切れ次第終了)。子どもたちの登壇時間は10時~10時30分。入場無料、予約不要。小雨決行(雨天時は中止となる場合がある)。