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冬季の路面状態を検知できるシステムを販売 クリマテック、道路メンテナンスを効率化

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クリマテック モバイル型路面状態センサー「CTN-RCM511」

 

 環境観測システムソリューションを提供するクリマテック(東京都豊島区)は、フィンランドの道路気象計測専門メーカーTeconer(テコナ、本社:ヘルシンキ)と代理店契約を締結し、冬季の道路メンテナンスを効率化できる路面状態検知システムなどを道路管理者や研究者向けに販売開始したことを明らかにした。

 路面状態検知システムは、冬季の道路メンテナンスを最適化するためのツールとして設計され、機器を道路沿いにある既存のポールなどに設置。路面の状態や摩擦係数をリアルタイムで把握することができるという。

 計測された路面状態は「乾燥」「湿潤」「濡(ぬ)れ」「シャーベット」「雪または霜」「凍結」に区分され、併せて計測される路面の水や氷の情報から摩擦係数を算出することができるため、道路交通における危険性の度合いをモニタリングすることが可能になると説明している。

 また、路面温度や露点温度などを計測し、路面の状態変化を予測していくことで、道路への凍結防止剤散布のタイミングを最適化することができるといい、薬剤の散布量や人員面でのコスト削減も期待できるとしている。

 このほか、車両に搭載するモバイル型の路面状態センサーと、路面温度・露点温度センサーも販売。クリマテックはこうした製品を、2023年11月9~10日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する「ハイウェイテクノフェア2023」に出展する。