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「昆布切符」で北陸新幹線開業をPR 福井県敦賀市が1000枚無料配布

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「昆布切符」

 

 北陸新幹線の敦賀開業を3月16日に控えた福井県敦賀市は、PRグッズとして食べられる本物の昆布を使った「昆布切符」を制作。北陸新幹線沿線の長野市、さいたま市のイベントで限定1000枚を配布し、敦賀への来訪を呼びかけた。

 「昆布切符」は、新幹線の乗車券と同等サイズの縦5.7センチ、幅8.5センチ。北海道産真昆布を使用し、可食インクで印字。実際に食べたり出汁(だし)をとったりすることもできる。印字された「580KM区間」の表示は、北陸新幹線の敦賀駅ー東京駅間の距離を示しているという。

 敦賀市新幹線誘客課によると、2月9、10日に長野市の「長野灯明まつり・善光寺表参道イルミネーションプロジェクションマッピング」、2月12日には、さいたま市の「さいたまマラソン」で会場に設けた敦賀PRブース来訪者に長野・さいたま各500枚を無料で配布した。

 北陸新幹線開業後、昆布切符を持って敦賀を訪れ、市内公共施設などで提示すると割引やプレゼントの特典がある。有効期限は新幹線開業から1年後の2025年3月15日。食べる場合の賞味期限は24年6月30日としている。

 敦賀は古くから交易の拠点として、江戸、明治時代には北前船で北海道から昆布が運ばれるなどして、昆布の加工技術が発達した。