ふむふむ

平和の根源を身近なところから探っていくイベント家庭の中の暴力について考える

 戦争や地域紛争の報道に毎日接していると、平和を考えるというと戦争がセットになって思い浮かぶ。だがもちろん、平和の根源は身近なところに散在する。夫婦や親子など家庭から平和について考え、その考えを共有し、平和に貢献する方法を集めるイベント(特定非営利活動法人Connection of the Children・横浜市)が11月18日に開催される。

 平和に向けてのさまざまな道を知り、自分の道を見つけるプラットフォーム「Peace United」の一環。これまでは戦争や貧困、文化の違いや法制度による社会のあつれき、トラブルを扱ってきたが、10回目となる今回のミーティングでは、初めて家庭の中にある暴力をメインテーマとして扱う。誰もが被害者にも加害者にもなり得る問題だ。

 ゲストは看護師の勅使川原香世子さん。日本平和学会に属し、明治学院大学国際平和研究所の研究員。フィリピンで政治や社会構造の暴力、紛争などによって苦しめられている人々との交流を続けている勅使川原さんによると、戦争や紛争と異なり、身の回りにある暴力に気づくことは難しい。自分の最も身近にいる人からの攻撃はどのように起きて、どのように防ぐことができるのか。平和とは何かについて、身近な問いに立ち返って考えていく。

 開催時間は19時~20時30分。参加方法は、多世代多国籍の交流拠点CASACO(神奈川県横浜市西区東ケ丘23−1 )でリアル参加かオンライン参加。参加費は一般1500円、学生1000円。予約はConnection of the Childrenのイベント参加申し込みサイトからへ。