東京・日本橋にものれん分けしたお店がある人気ラーメン店「ますたに」。本店は京都の銀閣寺近くにあり、地元の人たちに親しまれています。その味を京都駅ビル「京都拉麺小路」でも味わえるのはご存知ですか? 創業75年を迎える、京都ラーメンの老舗の味を実食ルポします。
「ますたに」とは?
昭和23(1948)年に銀閣寺のほど近くに創業したラーメン店「ますたに」。屋台から始まり、今では親子3世代で通う人がいるほど、地元で愛される老舗です。
醤油ベースに青ネギと背脂を加えた、いわゆる背脂チャッチャ系の京都ラーメン。背脂醤油系の元祖といわれています。
東京・日本橋にものれん分けしたお店がありますが、本店は京都です。世代を超えて地元で親しまれるラーメンを、京都駅ビルで気軽に味わえるとはうれしい限り!
定番で一番人気の「中華そば」を実食
京都駅ビル10階の「京都拉麺小路」に行くエレベーターは、少し見つけにくいと思います。ジェイアール京都伊勢丹の2階入口脇の南エレベーターで10階まで行くと「京都拉麺小路」に到着。
店頭で食券を購入するスタイルです。取材時には、使えるのは現金のみでした。
まずはこちらでいただきたいのが定番で一番人気の「中華そば(並)」750円(税込)。「味付煮玉子」100円(税込)をトッピングしてもらいました。創業以来変わらない本店の味を楽しめます。できる限り値上げはしないという良心的な姿勢も、長年愛される理由のひとつ。
鶏ガラのみを使った醤油スープにたっぷりと背脂が入っているのが特徴。スープはあっさり風味ながらも背脂のコクがあります。元祖・背脂醤油系といわれています。
やわらかめの細目のストレート麺にスープが絡み、クセになる味わい。九条ネギがシャキシャキとした食感とほんのり苦みを添えています。「並」ならほどよいサイズで、女性でもペロリといけますよ。「大」850円(税込)、「ミニ」500円(税込)もあります。
チャーシューは肩ロースを1時間半前後煮込んでいるという、オーソドックスな味わい。玉子をトッピングするとちょっとした贅沢感が加わり、食べる楽しみが増しますよ。
すべてにおいて「特にこだわりがあるわけではなく、この地であたりまえのことをしているだけです」と店長。奇をてらわずに「あたりまえ」を大切にしているからこそ、シンプルで飽きの来ない味わいを求めて、客が絶えない人気店であり続けるのでしょう。
ここでしか味わえないメニューも
本店のメニューは「ラーメン」と「チャーシュー麺」のみですが、京都拉麺小路店には、外国人にも人気という数量限定の「特製厚切り チャーシュー麺(大)」1,100円(税込)、特に女性に人気の「担々麺」950円(税込)があります。こちらも魅力的ですね。
また、「温泉玉子」50円(税込)、「味付煮玉子」100円(税込)、「ワンタン」200円(税込)などのトッピング、ビールなどのドリンクも本店にはないメニューです。
京都駅でラーメンを味わうのなら、まずは京都の伝統の味をいただいてみてはいかがですか。
ますたに 京都駅ビル拉麺小路店
住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901
京都駅ビル10F 京都拉麺小路内
電話:075-365-2077
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:京都駅ビルに準ずる
URL:https://www.kyoto-ramen-koji.com/#shop05
[All photos by Yo Rosinberg]
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