京都らしい伝統が息づく下京区の、国宝・唐門で有名な西本願寺のすぐ近くに、石庭を中心とした体験型の宿泊施設「Nazuna 京都 西本願寺」が2025年10月1日(水)にオープンしました。かつて旅館として親しまれた建物に、歴史を受け継ぎながらも現代の美意識を融合。館内のロビーに枯山水の石庭が配され、白砂と石、苔が織りなす静謐な空間が、訪れた人を京都ならではの文化体験へ誘ってくれますよ。静けさと余白に包まれる唯一無二の滞在を楽しめそうです。
京都で町屋旅館を手がける「Nazuna」の初の試み
これまで京町家の再生を通じて“泊まる=体験”を提供してきたNazunaが、町家以外の建物の再生の初挑戦となった「Nazuna 京都 西本願寺」。かつて「さくら本願」として親しまれ、閉業後も丁寧に維持されてきた旅館の建物を壊すことなく、再び旅館として蘇らせました。
歴史を尊重しながら新たな息吹を吹き込むことで、京都の街づくりにも寄与する宿が実現しました。
非日常に誘う「枯山水の石庭」
Nazunaが目指すのは「宿泊そのものを体験へと昇華させること」。国内外から訪れるお客様が京都の文化を深く感じられるように、ロビー全体を枯山水の石庭としたのだとか。チェックインの瞬間から非日常へと誘うこの空間は、Nazunaの理念「泊まる=体験」が体現されています。
現代作庭家・重森千青氏の監修による石庭
Nazuna京都椿通で部分導入して高い評価を得たことから、今回はロビー全体に石庭を展開する試みに挑戦。白砂・石・苔が織りなす静寂の美は、建物全体にも広がっています。
到着の瞬間から特別な体験が始まる!こだわりの設計
「Nazuna 京都 西本願寺」の特別な宿泊体験は、到着の瞬間から始まります。
石庭に置かれた石の椅子に腰掛けてチェックイン。ウェルカムスイーツとして、石庭をモチーフにしたモナカと八ツ橋を味わえます
客室には「石庭キット」を用意。自身で枯山水を作り上げる体験が楽しめます
夜食として、手まり寿司から着想を得た「手まりおにぎり(無料)」を用意。小腹を満たす夜のお供として好評です
夜食の「手まりおにぎり」
唯一無二の滞在体験ができる全5室の客室
団欒を育む広々とした和室【空景(KUKEI)】
ラグジュアリーツイン「空景(KUKEI)」
「空景(KUKEI)」(ラグジュアリーツイン)は、専用浴槽を備えた二間続きの広々とした和室で、団欒と静寂を両立する特別なお部屋です。
二つの浴槽を楽しむ贅沢な間【石音(SEKION)】
デラックスキング「石音(SEKION)」
「石音(SEKION)」(デラックスキング)は、京町家の意匠を残す和室に、趣の異なる二つの浴槽が設置されました。「風呂+風呂」という唯一無二のスタイルが楽しめます。
石庭を望む正統派和室【風映(FUEI)】
「風映(FUEI)」(キング)は、北山杉や土壁が生み出す端正な和室です。木製浴槽と石庭を一望でき、扉を開け放てば半露天の趣が味わえます。
風呂と対座する特別仕様【砂流(SARYU)】
「砂流(SARYU)」(キング)は、漆喰の壁と天井に、一枚板のカウンターを備えた独創的な設えになっています。「風呂+カウンター」のスタイルで特別な一夜が過ごせます。
京からかみが彩る雅の間【緑波(RYOKUHA)】
「緑波(RYOKUHA)」(キング)は、伝統的な土壁と和紙に加え、京からかみの襖紙を用いた雅な空間。町家に暮らすような時間を体感できます。
Nazuna 京都 西本願寺
開業日:2025年10月1日(水)
所在地:京都府京都市下京区仏具屋町228-2
アクセス:京都市営地下鉄「五条駅」5番出口・8番出口から徒歩約11分、JR「京都駅」から徒歩約14分
電話番号:075-585-2810
客室数:5室
チェックイン:15:00~21:00/チェックアウト:11:00
※料金は時期により変動いたします。
※5歳以下のお子様のご宿泊はご遠慮いただいております。
※お問い合わせや予約受付は9:00〜21:00で承っております。
公式サイト:https://www.nazuna.co/property/nazuna-kyoto-nishihonganji/
[Nazuna 公式Instagram]
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