
小学生野球の高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは11日、松山中央公園野球場(通称、坊っちゃんスタジアム)などで準々決勝が行われ、3度目の優勝を狙う多賀少年野球クラブ(滋賀)が七回、5-4 で木屋瀬バンブーズ(福岡)にサヨナラ勝ちした。初出場の南瀬谷ライオンズ(神奈川)は 4-3 でオール富山少年野球クラブ(富山)を下した。
12日は準決勝で多賀少年野球クラブ-南瀬谷ライオンズ、長曽根ストロングス(大阪)- 船橋フェニックス(東京)が対戦する。
【8月11日:松山中央公園野球場で行われた試合のリポート】
▽多賀少年野球クラブ(滋賀)5-4 木屋瀬バンブーズ(福岡)
備え生き、タイブレーク制す

3度目の優勝を狙う多賀少年野球クラブが2イニングのタイブレークを制し、準決勝へと駒を進めた。
時間制限で六回にタイブレークに突入。六、七回をゼロに抑えると、七回裏に生川友翔がサヨナラの投前内野安打を放った。「前の打席はチャンスでキャッチャーフライを打ってしまったので、ゴロを転がすという気持ちだった」と振り返った生川は投手としても「全力で腕を振ることを考えた」とタイブレークで力投した。
辻正人監督は「タイブレークは必ず練習している」と備えを強調した。無死一、二塁でスタートする紅白戦を多く経験し、送りバントに対応する守備位置などの確認と練習を怠らないという。その成果が七回に投球を大きく外してバントをさせず、二塁走者を刺したプレー(記録は盗塁失敗)に表れていた。
試合後に球場の通路で木屋瀬バンブーズのコーチと健闘をたたえ合った辻監督は「30何年間で、こんなしびれることない」と漏らした。(梢志帆実)
▽南瀬谷ライオンズ(神奈川)4-3オール富山少年野球クラブ(富山)
最強1番が勢いもたらす

南瀬谷ライオンズの1番打者、古川泰輔が4打数3安打1打点の活躍で初出場のチームを4強へ導いた。3試合で12打数7安打、二塁打4本に本塁打と驚異的な打撃を続けている。
一回は内角の甘めに入った球を捉えて左翼への二塁打とし、先制のホームを踏んだ。四回には中前適時打を放った。古川は「自分がいい形で塁に出て、チームに勢いをもたらすことを考えていた」と役割を自覚している。最強打者で1番に座るのは、ドジャースの大谷翔平と同じ。渡邉記章監督は「足もあって、長打力もあって、選球眼も良い。ああいうふう(大谷のように)に育ってくれたら」と期待する。
古川は初出場となる全国の舞台に「慣れていない」と言いながらも「練習から声を出して、盛り上がって自分たちの雰囲気に持っていけるようにします」と意気込む。準決勝で過去2度優勝の多賀少年野球クラブ(滋賀)に挑む。(鈴木幸来)







