アクア、カローラフィールダー、シエンタ。いずれもトヨタを代表するコンパクトカーだが、これらを企画・開発・生産を手掛けているのが、東北を拠点とするトヨタ自動車東日本である。
11月8日まで東京ビッグサイトで一般公開されている「第44回東京モーターショー」では、他のトヨタ関連ブースに加え、トヨタ自動車東日本も5台のコンセプトカーと4WD電動車いすを展示している。
“東北から世界へ Tomorrow Compact From TOHOKU” をテーマに展示された車両はアクティブと支援を体現したもので、「Sienta CROSS」は、アクティブかつ機能的な「コンパクト クロスオーバー ミニバン」である。ブースの展示車にはロードバイク2台を搭載していた。同じくシエンタをベースにする「Sienta RUN’S」は、ルーフに計時サインを搭載した東北復興支援地とスポーツを応援するHV仕様になっている。さらに「Sienta HEARTS」は、1台でストレッチャーと車いすが搭載可能なウェルキャブだ。
続いて「AQUA」をベースとした「CROSSII」は、専用装備でドレスアップしアクティブかつおしゃれなコンパクトHVクロスオーバーに仕上げた1台。そして「COROLLA CROSS」は、内外装とも専用装備で一クラス上のような上品なワゴンスタイルを提案するものだ。
その他に、デモンストレーションでも悪路を走破して見せた4WD電動車いすも展示。今回はすべて参考出品車ではあったが、奇抜なコンセプトカーとは異なり、すべてがすぐに市販されてもおかしくないクオリティとなっている。
車離れと言われて久しいが、自分が必要とする装備やイメージするデザインがある車両が増え、選択肢が広がれば、車社会ももっと楽しくなるのではないだろうか。
<リンク>
東京モーターショー「トヨタ自動車東日本展示車両フォト」
http://www.pronweb.tv/modules/pico/index.php?content_id=55
トヨタ自動車東日本
http://www.toyota-ej.co.jp