ひげがむさくるしいなんて、ひと昔前の印象。今や、ひげはおしゃれのツールの1つ。いや、おしゃれな人じゃないと、ひげが似合わないのかも!? ワイルドなひげ、さりげないひげ…好みは人それぞれだろうが、計算された上で日々維持されているひげには、男の美学が詰まっていそうだ。さて、現代の若い男性の間では、どんなひげがトレンドなのだろうか? かっこいいひげ男子を目指すためのポイントを、20代男子に実施したアンケートから探ってみた。
アンケートは、全国の20~29歳の男性206人から回答を得た。8割弱(77.7%)が未婚。おしゃれにバリバリ気合が入っていそうな男性たちだ。まず、「あなたはひげを生やしていますか」という問いに対し、「生やしたことはない」と答えた人は(53.4%)、「以前に生やしたことがあるが、今は生やしていない」が(27.2%)。現在進行形で「今、生やしている」は(19.4%)。全体の半数は一度はひげを生やしたことがあり、5人に1人がひげ育成中という結果だった。
ひげを生やそうと思うのは、その人が、多かれ少なかれ、ひげによってよりかっこいい自分になりたいからだろう。では、みんな、具体的にひげに対してどんなイメージを持っているのだろうか。「ひげを生やしているビジネスマンの男性を、あなたはどう思いますか?」という問いに対し、選択肢の中であてはまるイメージをすべて選んでもらったところ、1位「ワイルドだ」(46.6%)、2位「だらしない」(39.8%)、3位「ダンディ」(36.4%)。以下、「チャラい」(21.4%)、「かっこいい」(19.4%)、「おしゃれ」(17.0%)と続く。プラスイメージが並ぶ中に、約4割の「だらしない」、約2割の「チャラい」というマイナスイメージが目に付くが、これは、“ビジネスマンの男性”のひげについて聞いていることも影響していそうだ。
次に「ビジネスマンとして、どんなひげはNGだと思いますか?」(複数回答)と尋ねたところ、1位「無精ひげ」(整えられていないひげ)で(74.3%)、2位「清潔感がないひげ」で(67.0%)、3位と4位が僅差で「青っぽくなっているひげ」(44.2%)、「頬を覆うひげ」(41.3%)。ということは、ビジネスマンのひげで言語道断なのは「無精ひげ」。業界や職種にもよるだろうが、整えられた清潔感のあるひげは、受け入れられやすいのかもしれない。
というわけで、次に「ひげを生やしている人が多いと思う業界」(複数回答)を聞いたところ、1位は「マスコミ」、「ソフトウェア・通信」でともに(34.5%)。3位「メーカー」(21.4%)、4位「サービス」(18.0%)。固いイメージの「金融」(8.3%)、「官公庁・公社・団体」(6.3%)は1桁台だった。
さて、職場の雰囲気的にもひげが受け入れられやすく、ひげを生やしてみたいと思っている男性陣。目指す「かっこいいひげ男子」と言ったら? 「ひげが似合うと思うアスリートは誰ですか?」(複数回答)との問いに、堂々の1位は、米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(44.7%)。2位はサッカー界のスターベッカム氏(31.6%)、3位はハンマー投選手の室伏広治氏(30.6%)。ワイルドでダンディな40代が上位3位を占める。以下、ラグビーの五郎丸歩選手(24.8%)と元サッカー選手の中田英寿氏(24.3%)が僅差で4位と5位に名を連ねる。
「ひげ」が日本の社会で地位を築いてきている今、フィリップスの「ひげトリマー」はかっこいいひげを目指すのに役立ちそうだ。「Beardtrimmer series 3000 ヒゲトリマー BT3213/14 | Philips」は、「リフト&トリミングシステム」で無精ひげをトリミング。コームがひげを根元から引き上げて適切な位置にガイドし、ムラのない仕上がりを実現する。ひげの長さは、ズームホイールを使って、0.5mm 単位で 0.5~10mm に長さを調節可能。自分のひげを自在にデザインできる感覚だろうか。もちろん、肌への優しさにも最大限配慮。自動研磨製の刃は、常にシャープな切れ味を維持。丸みを帯びた刃先は肌に密着し、優しくトリミングできる。
でも、「会社的にNGなんだよね。とりあえず今は、ひげなしの清潔感ピッカピカのお肌でいくよ」という人は、お肌をいたわりながら若々しいツルツルの顔を作りあげてくれる同社の電気シェーバーでお手入れを。同社の「9000シリーズ」は、3つのヘッドがある見かけからして、一般的なひげそりとはひと味もふた味も異なる雰囲気。輪郭検知テクノロジーで、8方向130°の可動により顔や首のあらゆる凹凸に密着。「ヒゲ密度感知システム」が、1秒間に15回、ヒゲの密度を感知して自動でパワーを調節。ヒゲが濃い部分でも常に一定の速度をキープするという職人技を見せてくれる。
筆者もかつて、連れ合いに「ひげとか伸ばしてみたらどう? 似合うと思うよ?」と言ってみたことがあるが、「手入れが難しそうじゃん」と、即却下されたことがある。ひげを思いのままでデザインできるグッズがあると知れば、ひげ男子に挑戦する男性が増えるかも!