ヤマハは、「演奏を目の前で聴いているような」再生が楽しめるワイヤレスヘッドホン「YH-E700B」を発売した。雑音を抑えるハウジング設計を導入。常に最適な音響特性や音量で聴ける調整機能を備えている。オープン価格で市場想定価格は、4万4000円。
ドライバーユニットの振動板には複数素材で構成した2層フィルムを張り合わせて剛性と柔軟性を確保。パーツ同士の結合にクッション材を使用して、パーツの共振によって生じる雑音を排除するボディ設計で、内部はドライバーユニット背面の空気の流れを制御して、ロスのないドライバー動作の最適化を図っている。
再生時の内部の音響特性をリアルタイムで測定し、リファレンスの特性と比較しながら、リアルタイムで周波数特性を自動補正する機能を搭載。過剰に音量を上げることなく、小音量でもバランスよく音楽が聴けるようにするリスニングケア機能は、コンテンツの音量や周囲のノイズの変化を解析して調整をさらに最適化するように進化した。ノイズキャンセリングは、音楽信号とノイズ成分に分けて、ノイズ成分だけにキャンセリング処理を行うことで、音楽信号への影響を抑えた動作をするようになっている。
電話やWeb会議などでの使用時、通話品質を向上させるために、音声収音用のMEMSマイクを2基搭載。正確に音声を捉える処理とともに、周囲のノイズを軽減するようになっている。動画やゲームでの音声の遅延を抑えるゲーミングモード、周囲の音を取り込んでその状況も把握しながら音楽が楽しめるアンビエントサウンドにも対応する。各種機能の設定を行なえるほか、5種のプリセットEQが使える専用アプリも用意。カラーはブラックとベージュの2色展開。