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ヤマハが新開発振動板採用のフロア型3ウェイスピーカーを発表 1月19日から予約受付

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 ヤマハは、フロア型3ウェイ・スピーカーシステム「NS-2000A」を発表した。上位機の高音質化技術を継承しつつ、新開発の振動板を全ユニットに採用して、自然で忠実な再生、ハーモニーや豊かな音楽性の再現を図っている。価格は、44万円(1台・税込み)。2023年2月24日の発売で、同年1月19日から予約受付を開始予定。

ZYLON®(ザイロン®)を使用した新開発「ハーモニアスダイアフラム」を全ユニットに採用し、音色を統一
ZYLON®(ザイロン®)を使用した新開発「ハーモニアスダイアフラム」を全ユニットに採用し、音色を統一

 「ハーモニアスダイアフラム」と名付けられた新振動板は、強靭(きょうじん)で軽量、付帯音を抑えた有機繊維のザイロン(ZYLON)にグランドピアノの響板にも使われるスプルース材を混抄しており、これをウーファー、ミッドレンジ、トゥイーターの各ユニットに採用。低音域から高音域まで、自然で正確な音色の表現を可能している。

真鍮削り出しのスピーカーターミナル&自然な音の繋がりを追求したネットワーク回路
真鍮削り出しのスピーカーターミナル&自然な音の繋がりを追求したネットワーク回路

 キャビネットでは、トゥイーターとミッドレンジの振動板背後に気室を設けて不要な共鳴を排除。音に影響を及ぼす内部定在波を抑え、吸音材を最小限にする構造とするほか、本体各部の高度な振動解析をした高剛性設計として最適化を図る。外観からはネジ類が一切見えない作りで、ヤマハのグランドピアノと同じ専用塗料と下地材、研磨工程で処理された美しい仕上げもポイント。

黒鏡面ピアノフィニッシュを採用した美しいたたずまい
黒鏡面ピアノフィニッシュを採用した美しいたたずまい

 スピーカーターミナルは確実な接続がおこなえる真鍮削り出し、ネットワーク回路にはドイツのムンドルフ社製オーディオコンデンサーやPC-TripleC導体の配線材を採用して、高品位化を図っている。