オムロンヘルスケア(京都府向日市)はこのほど、30~50代の女性を対象に実施した「更年期の高血圧と高血圧対策に関する意識調査」の結果を発表した。それによると、40~50代の約半数が「更年期になると高血圧になる可能性が高くなること」を知らなかったという。オムロンヘルスケアは「更年期の高血圧リスクに関する認知拡大や疾病啓発が必要」としている。
調査は、血圧が高いと実感しているが高血圧症と診断されていない30~50代の女性650人を対象に実施。「更年期世代」といわれる40~50代の女性の約半数の45.5%が「更年期になると高血圧になる可能性が高くなることを知らなかった」と回答。一方、更年期の高血圧リスクを自覚している人でも、5人に1人(17.3%)は「特に何も対策していない」と答えた。
対策しない理由として最も多かった回答は「行動を起こす必要性を感じていなかった」。次いで「高血圧の治療をすることが面倒くさい」、「高血圧は一時的な症状で時間がたてば元に戻ると思った」などの理由が続いた。