日常的に聞くようになった環境への配慮、という言葉。でも実際何をしているかと自問すると、これが案外少なかったりする。節電? エコバッグ? 「環境に配慮した行動の阻害及び促進要因」に関する調査(メルカリ総合研究所・東京)によると、行動に出られない理由として「何をすればよいかわからない」という理由を挙げる人が多かった。
全国の20~40代の1,030人を対象に、10月26~28日にネットで調査。まず、環境問題について関心がある人は62.1%。一方で、環境問題解決のために行動している人は33.5%。そこで、問題解決につながる行動をしていない理由をたずねると、36.8%が「何をすればよいかわからない」と答えた。続いて「面倒臭い」(24.7%)、「お金がかかる」(22.2%)などだ。もっとも、61.6%が「環境に配慮した行動に対して特典やポイントなどがあれば、環境に配慮した行動をとる頻度が増える」と回答した。
「不要品を売ること」や「リユース品を買う・利用すること」が環境問題を解決する行動だと回答した人もそれぞれ7割近いが、まだ使える不要品を捨てる理由として、38.7%が「売ることが面倒」としている。