ささに願いの短冊を結んで祈る、日本らしい七夕飾り。神戸電鉄(兵庫県神戸市)では、子どもたちの願いが書かれた短冊を車内につるした七夕列車が6月23日から七夕の7月7日まで運行されている。見上げればつり広告という日常を考えると、ちょっと透明な気持ちになれそうだ。
6500系(3両1編成)に「七夕列車」のヘッドマークを掲げ、車内に沿線の16の幼稚園や保育園の園児たちが書いた願い事やメッセージの短冊をつる。また、小野駅でも、子どもたちの短冊を貼付したポスターを展示する。子どもたちの願いがかなえられるような社会を作るのは、読む乗客側、大人たちの責務。短冊をほんわかした気持ちになった後は、いろいろ課題が山積みかもしれない。