ふむふむ

「夫や父親の服がイマイチ」問題、気にしている女性は6割 無個性、着こなし、体型に合わないなど

 夫から見た妻、妻から見た夫。配偶者とはいえ好みは違うし、お金をかけるポイントも異なるのが普通だから良し悪しの問題ではないかもしれない。しかし、女性の6割以上が夫や父親のファッションが気になっていることが、オンワード樫山(東京)のマーケティンググループの調査で明らかになった。

 全国の女性385人を対象に5月7日~9日に調査を実施。女性からの視点で身近な男性であるパートナーや父親のファッションについて調査するのが目的だから、男性の視点で身近な女性のファッションについてたずねれば、また面白い結果が出てくるかもしれないが、とりあえず今回の結果を。

 まずは、パートナーや父親の服装を気にする女性は全体の60.8%。最も気になるのは何かというと「無個性な服装」だそうで、「ファッションに興味がなく、個性がなさすぎる」(37.9%)、「今のトレンドにあっていない」(27.8%)や「アイテムをうまく着こなせていない」(27.3%)など、古くささや着こなし下手という指摘が主流。一方で「こだわりが強く個性がありすぎる」(9%)という回答もあり、無個性すぎても個性が強すぎてもアウト。繊細なバランスが求められているらしい。

 これからの季節、夏ファッションで気になるポイントはやはり「臭い」(37.1%)が最多。暑い季節は汗や臭いに対する意識が高まるので清潔感に注意を払いたい。次いで「TPOにあっていない」(23.4%)、「体形に似合っていないファッション」(20.8%)も多く、軽装になりがちな夏もTPOに合った服装が重視されていることがうかがえる。

 その割には、という感じだが、パートナーや父親の洋服ショッピングに同行するかをたずねると、「行かない」という回答が36.4%。「あまり買いに行かない」を合わせると、全体の6割がひんぱんには同行していないことが明らかになった。もうすぐ父の日。一緒に服を買いに行く、というのは、「イマイチ問題」を解決する糸口になるかもしれない。