戦後80年を迎えた2025年。メディアを巡る環境は大きく変貌している。公益財団法人新聞通信調査会は6月24日(火)、プレスセンターホール(東京都千代田区)でシンポジウム「戦後80年とメディア~分断する情報伝達の行方~」を開催する。参加は無料。
新聞がメディアの主役だった戦後からテレビの登場で映像の時代になり、その後、インターネットが普及。SNS情報が選挙結果に影響を与えるまでになり、今や「マスメディア=オールドメディア」と呼ばれるようになった。大量に情報を発信するマスメディアと、自由に個の発信ができるソーシャルメディアという情報伝達の“分断”にどう対応すればいいのか。
第1部は、作家の五木寛之氏が「新聞と私」と題して基調講演。第2部のパネルディスカッションではメディア研究で知られる成蹊大教授の伊藤昌亮氏、国際ジャーナリストの堤未果氏、現役新聞人として中日新聞社常務取締役の臼田信行氏が登壇。さまざまな論点からメディアの行く末を展望する。コーディネーターは時事通信社解説委員の小林伸年氏が務める。
シンポジウムは午後1時開演。午後4時15分終演予定。会場参加は定員200人(抽選)、オンライン参加は事前登録制。申し込みは6月13日(金)まで新聞通信調査会ホームページで受け付けている。