きれいに咲いているのにも関わらず、丈が短い・茎が曲がっている・花びらに欠けがあるなどの理由で規格外となり、市場に出ず廃棄されてしまう花々。その数は年間約8125億本(農林水産省 令和五年 花きの現状について)に上り、これは花の生産本数の約20%に当たるという。
そんな“フラワーロス”救済に取りくむ「スマイルフラワープロジェクト」(ジャパン・フラワー・コーポレーション、富山県射水市)の活動に、フレッシュネス(横浜市)が賛同。同プロジェクトから提供された規格外等の花を使い、ハンバーガーチェーン「フレッシュネスバーガー」全店で“花の一輪挿し”を導入している。
くつろげる落ち着いた空間作りを目指す中で、一輪でも多くの個性豊かな規格外の花を活用する。1カ月で約8000本のフラワーロス救済につながる見込み。花の種類は、規格外のガーベラを中心に、一部店舗には順次、季節の花も提供される予定。
茎の曲がり方や背丈の短さなども、花それぞれの個性。花農家のたくさんの愛情を受けて育ち、完璧ではないけれど十分に美しく個性豊かでかわいらしいガーベラたちが、全国のフレッシュネスバーガーで来店者を出迎える。