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「最高の教師」“鵜久森”芦田愛菜の独白に「最終回のような白熱ぶり」

 松岡茉優が主演するドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)の第1話が、15日に放送された。

 本作は、卒業式の日に“生徒の誰か”に突き落とされた高校教師・九条里奈(松岡)が、1年前にタイムリープし、真相を突き止めるために「3年D組」の生徒と本気で向き合っていく学園ドラマ。(※以下、ネタバレあり)

 鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈は、感動や感傷もなく、涙一つ流れぬ卒業式を迎えていた。青く澄んだ空を見つめ、心にある葛藤を吐き出すように、ため息をもらし、職員室へ戻ろうとしたその時、九条は背中に強烈な衝撃を受け、上階から落下する。

 慌てふためく中、九条の視界に入ってきたのは、自分の背中を押したであろう3年D組の「生徒の手」だった。「私は生徒に殺された」と理解し、地面に着きそうになった瞬間、目を開けると、そこは1年前の3年D組の教壇の前だった。

 自分を殺した生徒は誰か。クラスの生徒=“30人の容疑者”を見て、九条は覚悟を決め、生徒との向き合い方を改めていく。

 終盤では、九条の働きかけによって、クラスでいじめられていた生徒の鵜久森叶(芦田愛菜)が、いじめを受けるようになった経緯や、つらい心情を涙を流しながら独白するシーンが描かれた。

 放送終了後、SNS上には、「第1話から最終回のような白熱した内容だった。芦田愛菜さんの演技はもちろん、松岡茉優さんの教師も迫力があった」「芦田愛菜さんのラストのお芝居を見て、やっぱり天才だと思った。加藤清史郎さんのいじめ役の演技も、イライラさせてくれてよかった」「いじめは人の心に突き刺す凶器だと思う。誹謗(ひぼう)中傷も同じ。重い作品だが、向き合って見続けたい」などの感想が寄せられた。

 一方で、いじめられ役で視聴者の同情を誘った芦田について、「芦田愛菜がこれだけで終わるわけがない。松岡茉優を突き落としたのが芦田愛菜だという黒幕パターンもあり得る」「これで芦田愛菜ちゃんが最大の黒幕だったらすごいな」「実は黒幕という極悪な愛菜ちゃんも見てみたい」といった声も投稿された。

 ドラマは、毎週土曜22時放送。民放公式テレビ配信サービスTVerで、第1話を配信中。

「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(C)日本テレビ