カルチャー

新フラッグシップモデル炊飯器 体験セミナー 「おいしいごはん」を食べる毎日を提案

パナソニック株式会社は、最適なプログラムで火加減を制御する「ビストロ匠技AI」を搭載した新たなフラッグシップモデル炊飯器「ビストロ」Vシリーズの新製品体験セミナーを、7月20日に八芳園で行った。

新製品の可変圧力IHジャー炊飯器は、センサーのはたらきと、火力・圧力の最適なコントロールを可能にしながら、従来機種のスチーム機能を加圧熱風ポンプに進化させることで、スチームに必要な水タンクを排除し、コンパクトで高級感のあるデザインを実現。9,600通りのプログラムの中から最適な火力や圧力を導き出し、米の一粒一粒に熱を伝え、うまみのある炊き上がりにするという。

パナソニック株式会社くらしアプライアンス社調理機器ビジネスユニット長の下林伸行常務によると、「美味しい料理がだれでも簡単に作れるビストロと、お客様の生活スタイルの変化に対応する商品、この二つをコアプロダクトとしてリソースを集中していきたいと考えている。可変圧力IHジャー炊飯器を5番目のビストロ商品としてラインナップに加え、ビストロ商品群の販売を拡大していく」というねらいだ。

パナソニック株式会社くらしアプライアンス社調理機器ビジネスユニット商品企画部の林田章吾係長は、「おどり炊きの技術を搭載しながら、大きく形を変えてコンパクトに設計していくということになり、モノとしても落とし込みは難しかった。もう一度、炊き方含めてすべてを仕切りなおした」と開発の苦労を明かした。「ビストロのシリーズを集めたいと思っている方、今の高級炊飯器を持っているお客様の買い替えにもお試しいただきたい」と期待を語った。

ゲストには、ミシュラン三つ星を16年連続で獲得している日本料理「かんだ」の神田裕行シェフが登場。「お米自体の中にある水分は時間が経つと徐々に失われていく。それを補うために浸水時間を増やしていく、あるいは水の量をほんの少し上げてあげる。そういったことをAIがちゃんと監視している。すごいですよね」と述べた。

「ビストロ」Vシリーズの開発に携わったPanasonic Cooking @Lab炊飯部の山中百合恵さんは神田シェフと対談し、「常にお客様の声を聞きながら開発を進めている。一粒一粒の粒感を感じられるごはんが、お客様にとっておいしいと感じられるのではないかと思い、それを目標に炊飯器 ビストロは設計している」と話した。

その後、神田シェフ自らが取材陣の座る各テーブルを回り、炊飯器 ビストロで炊き立てのお米をお椀に盛り付け、試食。ふっくらと粒感のあるごはんのおいしさに、取材陣からもうなり声があがった。

誰でも簡単に作れる簡便性とおいしさ、どちらも兼ね備えた炊飯器「ビストロ」Vシリーズは、9月上旬に発売予定だ。