「堺トラム」をきれいによみがえらせよう クラウドファンディングで再塗装のための寄付を募集

堺トラム「紫おん」号

　堺市は、大阪府で唯一の路面電車として運行する阪堺電車の低床式車両「堺トラム」が導入から10年が経過し、「紫（し）おん」号を再塗装するため、ふるさと納税仲介サイト「ふるさとチョイス」でクラウドファンディング（CF）による寄付を募集する。

　昨年度、堺トラムの「茶（ちゃ）ちゃ」号の再塗装を目的にCFを実施したところ、目標額を大きく上回る寄付が集まり、現在は導入時のようなきれいな姿になったという。

　今回の募集は、2023年9月30日までで、目標金額は120万円。返礼品として1万円を寄付すると阪堺オリジナルプリントクッキー堺トラムとオリジナルサウンドトレインが贈られる。クッキーは1002号車に関連した画像5点をクッキーにプリントして、紫おん号バージョンの堺トラム3連ボックスに入っている。

　返礼品なしで任意の額の寄付も受け付けているほか、ふるさと納税型のCFのため、堺市に居住している場合、返礼はもらえない。

　堺トラムは2015年3月、堺市の支援によって、阪堺線に導入した低床式車両で、「茶ちゃ」「紫おん」「青（せい）らん」の3編制体制で天王寺駅前―浜寺駅前間を運行している。