ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」開幕記念会見が8日、東京都内で行われ、出演者の堂本光一、観月ありさ、森公美子、小堺一機、子役の小野桜介、チョウ シ、涌澤昊生ほかが登場した。
本作は、ベストセラー小説『チョコレート工場の秘密』が原作。世界の子どもたちに愛されるチョコレートが生産されているウィリー・ウォンカ(堂本)の工場に招かれたチャーリー(小野/チョウ/涌澤)ら5人の子どもたちの冒険を描く。
主演の堂本は、初日を迎える心境を聞かれると、「あと稽古が1カ月欲しいです。あっという間に初日を迎えてしまうような感じがしています」と笑顔で吐露。
本作の魅力については、「最初の会見のときに、『おもちゃ箱をひっくり返して、ぐちゃぐちゃにしてぶっ壊す感じになるんじゃないか』と言った通りになっています。『チャーリーとチョコレート工場』のミュージカル版は、世界中でやっている作品ですけれど、一番いい出来なんじゃないでしょうか。素晴らしい作品が、今ここに生まれようとしていると感じています」と自信をのぞかせた。
チャーリーの母親を演じる観月は、「みんなの稽古を見ていて、本当に見ているこっちが楽しくなるような舞台になっています。舞台装置もすごいですし、歌もいいですし、衣装もかわいいメルヘンな舞台になるので、ぜひ楽しみにしてください」と声を弾ませた。
チャーリーを演じる子役の3人は、制作発表会見の際に、初対面の堂本の印象を聞かれ、「この人、一般人じゃないなってオーラがあった」(チョウ)、「カッコいいのかな? って(実際に会うまでは)分からなかったけれど、会ったら、まあカッコ良かった」(涌澤)などとコメントして笑いを誘っていた。
稽古を終えて、堂本について「今はどう見えている?」と改めて聞かれた小野が、「今もまだはっきり見ることができません」と緊張気味に話すと、堂本は「本当? 緊張するの? いやあ、スターですからねえ」とにっこり。
チョウは「お芝居とかを指導してくれてありがたいです。あとは、衣装を着ていると、ちょっとオーラが増えるから…」と話すと、堂本は「そうだね。普段ジャージ(姿)しか見ていないからね。一応、表に出ると、まだそれなりに頑張っているんだ」と笑顔で返すなど、仲むつまじいやり取りで会場を沸かせた。
舞台は、9日から31日 東京・帝国劇場ほかで上演。