英国のスピーカーブランドBowers & Wilkins(B&W)は、エントリークラスのスピーカー600シリーズをモデルチェンジし、600 S3シリーズとして発売した。フロア型「603 S3」(税込み19万1400円・1台)、ブックシェルフ型の「606 S3」(同16万5000円・ペア)と「607 S3」(同13万2000円・ペア)のほか、シアターシステム対応のセンタースピーカーやスピーカースタンドがラインアップされている。
ロングセラー600シリーズの第8世代となる新シリーズの第1のポイントは、上位機を継承した新しいチタニウム・ドーム・トゥイーターの搭載。振動板は、薄く軽量かつ高剛性で高速振幅動作に対応するメインドームを動作時に大きな力が加わる外周部をチタニウムで補強する2層構造となっている。歪みを抑制し振動板動作をスムーズにするユニット後部の筒状のチューブローディングシステムは上位モデルと同様に、大きく延長されている。
バス/ミッドレンジも上位モデルと同様にアップグレード。振動板としての物理特性を最適化したコンティニュアムコーン、低歪み化された磁気回路が用いられている。さらにネットワークも、高品質なコンデンサーを投入するなど、上位シリーズで開発された技術を継承したシリーズとなっている。