この円安で、日本旅行は今が旬とやってきている外国人旅行者。空港から宿泊施設までの荷物の移動はひと手間だ。そこで日本民泊協会(大阪市)は、地域の運送会社と連携して、空港や駅から宿泊施設への手荷物の当日配送を行う新しいサービス「手ぶらくん」をスタートした。
オンラインで申し込みができ、ホテルや旅館だけでなく、無人運営の民泊施設への配送でも対応できる。玄関が電子鍵の施設でも、「手ぶらくん」に登録されている民泊施設であれば、手荷物を預ける際に電子鍵番号を運送会社に伝えるだけでチェックイン前に手荷物を預けられる。
観光客が持ち歩くスーツケースは、“観光公害”といわれるほど深刻な問題となっているが、旅行者側の立場としては、やむを得ない場合も多い。日本民泊協会の大植敏生代表理事は、このサービスについて「これを解決する革新的な解決策」とし、混雑緩和やトラブル解消への貢献を期待している。