SDGs

地域の文化や自然を守り受け継ぐ  プロジェクト未来遺産

 地域の文化や自然遺産など、地域の“たからもの”を守り伝える市民の活動を顕彰する「プロジェクト未来遺産」(日本ユネスコ協会・東京)。2024年度の新規プロジェクト登録に向けた募集がスタートした。専門家らによる審査を経て登録された活動には、登録証と活動応援金20万円が授与される。応募締め切りは8月9日まで。

 募集対象は、市民が主体となり、建造物や遺跡などの地域の有形文化や、演劇・技術・祭りなどの無形文化、さらに自然景観や生態系などの自然を守り継承するプロジェクト。自然災害や感染症などの影響を受け一時的に活動ができていない場合でも、今後活動を継続する計画があれば応募ができる。これまでに、地域性を反映する歴史的町並みや、伝統芸能・祭事、自然環境などを対象とした41都道府県・83の「プロジェクト未来遺産」が登録されている。

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昨年は4つのプロジェクトが登録。(左上から時計回りに)岩手県宮古市田老の津波防災伝承活動(特定非営利活動法人 津波太郎)、伝統芸能石見神楽を未来に継承サポートプロジェクト(どんちっちサポートIWAMI)、五島に残る玉之浦神楽~子どもたちへの伝承プロジェクト~ (白鳥神社神楽保存会)、歩こう子どもたち!~未来につながる「備中とと道」~ (備中とと道トレイル推進協議会)