コロナ禍によって働き方に変化が出て、東京一極集中ではなくなると思いきや、世の中が落ち着くとともに、都心回帰といった雰囲気も出ている。ただ、東京で働きたいと思っても、東京という街はとても広い。そこで、AlbaLink(東京)は、関東エリアに住んでいる男女361人(女性217人、男性144人)を対象に「東京で働きたいオフィス街に関する意識調査」を実施した。調査期間は4月29日~5月14日。
この調査によると、東京の中でも「ここで働きたい」という憧れのオフィス街として堂々の1位になったのは「丸の内」(85人)だった。日本経済の中枢であるともいえる代表的なオフィス街で、さっそうとしたビジネスパーソンが多いイメージがある。ただ、「日本屈指のオフィス街」というだけではなく、「騒がしい飲み屋や若者がいなくて、おしゃれなレストランやカフェがあって洗練されており落ち着く」(20代 女性)とオトナの街といった様子も支持を集める要素になっている。
2位は「有楽町」(34人)、3位は「日本橋」(31人)と続き、ベスト3は東京駅周辺のオフィス街が占めた。遠方への外出・出張が多いビジネスパーソンなら、東京駅に近いという交通アクセスの良さは最も理想的な条件なのかもしれない。さらに、ランチに行けるお店が充実していることも人気の理由になっているようだ。4位以下は、4位「新宿」、5位「新橋」、6位「渋谷」、7位「銀座」という結果になっている。
働きたいオフィス街の特徴を聞くと、圧倒的1位は「飲食店が充実している」(170人)。以下、「街がきれい」(97人)、「交通アクセスがいい」(61人)、「オフも楽しめる」(55人)が続いた。