昭和時代のノスタルジックな空気が漂うレトロ喫茶やカフェ。令和のいま、そんなレトロ喫茶が若者を中心に注目を浴びています。喫茶店なのでスイーツや洋食などのさまざまなメニューがありますが、TABIZINEでは朝活にもぴったりのモーニングに着目。今回は、新宿にある「名曲・珈琲 新宿らんぶる」のおすすめモーニングを紹介します。
昭和25年開業の老舗喫茶店「名曲・珈琲 新宿らんぶる」
「名曲・珈琲 新宿らんぶる」は、JR新宿駅東口から徒歩5分程度の新宿東口商店街にある喫茶店。開業昭和25年、という長い歴史のある老舗で、今でも多くの人が通うお店です。煉瓦造り風の外観が目印。
木彫りの看板もいい感じですね。開店5分前に到着したところ、筆者の後にも続々とお客さんが。朝から人気のお店なんですね。
「名曲・珈琲 新宿らんぶる」のモーニングのポイント
地下に大きく広がるホールが隠れ家的
モーニングメニューはないがドリンク付きのセットがある
都会の喧騒から逃れて静かに過ごせる
一見こぢんまりとした喫茶店だけど…
開店と同時に中に入ると、1階はとてもこぢんまりしています。小さいお店なのかしら? と思ったのですが、座席数は200もあるそう。どういうこと? と思いつつそのまま中に進もうとしたら
スタッフの方が「地下の方へどうぞ」と言ってくださったので、地下に降りていくことに。
狭い地下へ続く階段は、まるでヨーロッパの洞窟へつながっていくような薄暗い雰囲気。地下は一体どうなっているのでしょうか?
地下に広がるホールに驚き!
地下に降りていくと、テーブル席が並んだ空間が。そして左側を振り向くと…
さらに階段を降りた下には、大きなホールが広がっていたのです! 1階の入口からは到底想像のできない規模の広さです。思わず「うわ〜」って声に出してしまうほど。このお店に来た人はまずこの地下にある隠れ家的な雰囲気に圧倒されるはず。
噂によると、旅好きだったオーナーが豪華客船をイメージして内観を作ったのだとか。そう言われると、それっぽい感じもしますね。筆者は、ドイツなどのビアホールをちょっと思い出しました。
「お好きな席にどうぞ」と言われ、4人がけのテーブルに座ると、椅子は一人がけのソファのようでふわふわ。エンジ色のベルベットなのもレトロ感があります。
ふと、上を見上げると右側の窓から日差しが差し込んでて、地下なのに圧迫感がないのは、こういった工夫があるからかもしれません。
ホールを照らすシャンデリアも、かなりの大きさです。こういうところにも老舗っぽさを感じます。
「ピザトーストセット」を注文!
モーニングメニューはとくにないということでしたが、コーヒーか紅茶がついたセットメニューが豊富にそろっています。全部1,300円均一です。筆者はモーニングがわりだったので、ピザトーストセットを注文。ランチならピラフやスパゲッティでもよさそうですね。
「ピザトーストセット」には、メインのピザトースト、キャベツのミニサラダ、そしてコーヒーが木のトレイに並べられて提供されます。
分厚い山型食パンを使ったピザトーストには、トマトソースの上にピーマンと玉ねぎ、トマト、そしてたっぷりのチーズがかかった定番のスタイル。あふれるほどかかったチーズがこんがり焼けていておいしそう!
ピザトーストは食べやすいように3つに切り分けられています。ひと切れ手に取ると、とろ〜りとチーズがのびていきます。
シャキシャキとした玉ねぎと、トマトの酸味、ピーマンの風味は、これこそピザトースト! といった王道の味。ボリュームもかなりあって、お腹いっぱいになりました。
セットのコーヒーは、飲みやすい浅煎りタイプ。ピザトーストと一緒に食べながら、ゆったりとした時間を過ごせました。
新宿の隠れ家にこもりたい人におすすめ!
地下ということもあり、外の喧騒とは違いとても静かな「名曲・珈琲 新宿らんぶる」。新宿という便利な場所にありながらゆったりした気分で過ごせる最高の空間でした。
昨今のレトロ喫茶ブームもあり、土日は混雑することがあるそう。時間の余裕を持って訪れてみてくださいね。
名曲・珈琲 新宿らんぶる
東京都新宿区新宿3-31-3
営業時間:9:30~18:00(L.O 17:00)
定休日:元旦休
公式サイト:http://www.e-shinjuku.or.jp/archives/kamei/1037
[All Photos By Kaori Simon]
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