SDGs

“脱炭素社会”のために家庭でできることから 東京都が「夏のHTTキャンペーン」動画公開 

 毎夏の酷暑、頻繁なゲリラ豪雨、最近の気象はどうなってしまっているの? ――異常気象への懸念が世界的にも高まっている。気候危機に立ち向かうための“脱炭素社会” の実現に向けて東京都は、「夏のHTTキャンペーン」をスタートした。「HTT」は、「電力を(H)へらす・(T)つくる・(T)ためる」ことを推進する取り組み。キャンペーンをPRする動画も作成され、メイキング映像も公開された。

 PR動画は、15秒バージョン30秒バージョンの2つ。日差しが照り付ける暑い夏の日中、姉弟と見られる子どもたちが暑そうにしていると、空から、「地球沸騰化は脱炭素で食い止めましょう!」と言いながら“HTT”の文字入り日傘を手にした予備校講師でタレントの林修さんが舞い降りてくる。林さんは、HTTについて子どもたちに説明。冷蔵庫の設定温度を調整することで、「電力を(H)へらす」効果があると伝授し、子どもたちが実際に冷蔵庫の設定温度を下げてHTTアクションを実行する。さらに、太陽光発電と蓄電池を上手く活用することで、「(T)つくる・(T)ためる」ことも伝授し、最後に、「脱炭素に向けてHTTアクション!」と呼び掛ける。動画はキャンペーン期間中、TVCM・WEB広告・TVer・交通広告などで放映し、家庭で実践できる節電アクションや太陽光パネル、蓄電池の必要性を訴えていく。

 熱中症警戒アラートが発表されるなど、今年の夏も厳しい暑さが続いている。東京都環境局は、熱中症対策を優先して迷わずエアコンを使うこと、電子レンジや乾燥機は節電要請の時間帯を避けて使うことなど、電気の使い方の工夫を呼び掛けている。