C&T(東京都中央区)は、群馬県庁を中心に、半径1キロのエリアでAI(人工知能)翻訳システム「Talk-Trans」を無料で利用できる社会実験を1月23日から行っている。実験は、多文化共生都市としての取り組みを続ける県のベンチャーアクセラレータープログラム「RAITO2024」に採択されている。
対象となるのは、エリア内の住民や来訪者、店舗、公共施設などで、スマートフォンアプリ「Talk-Trans」を無料でダウンロードすれば誰でも利用できる。
社会実験で①外国人住民の日常生活における利用状況、満足度調査②地域住民、店舗、公共施設における利用状況、効果測定③多言語コミュニケーション促進による地域社会への影響調査―を検証する。
社会実験は3月4日まで行い、成果は翌5日に開催される「RAITO成果報告会」で発表する。
同社は今後、伊香保温泉組合、みなかみ町(上毛高原駅、水上観光協会)、匠の里など、県内各地の観光地でも同様の社会実験を行う、としている。