カルチャー

水彩と油彩が織りなすチェコの風景 垣内宣子さんの個展を東京・広尾で開催

 昨年20回目の節目を迎えたチェコ国際音楽コンクールの公式ビジュアルを担当する画家・垣内宣子さんの作品展「チェコに魅せられて」が3月17日(月)~3月25日(火)の期間、東京・広尾のチェコセンター東京で開催される。

 垣内さんは、女子美術大学(芸術学部洋画科)を卒業後の1966年に日欧文化交流の交換学生としてヨーロッパを訪れ、現地の石の文化に強いカルチャーショックを受けたという。以来、ヨーロッパの風景を主なモティーフに、実際に現地を取材して水彩スケッチと油彩画を描き続けてきた。 卓越した筆致とみずみずしい色彩感覚で対象を描写する能力は高く評価されており、その作品は数多くの公共機関に収蔵されている。 

 中でも「(チェコの首都)プラハの美しさにはとりわけ深い感銘を受けた」と語る垣内さんは、チェコを題材に数多くの作品を描き残している。今回の個展では、それらの作品の中から選りすぐりの水彩スケッチと油彩画を25点ほど展示する。垣内さんは、「実際にチェコを訪れているような気分になってもらえたらうれしい」と語っている。開催時間は期間中の10時~17時。土日閉館、3月20日(祝・木)は特別開館。会期中は作家も在廊予定。