
北海道むかわ町の特産品である「豚肉」のおいしさを広めたいと、むかわ町観光協会と北海道鵡川高校の生徒たち、そして行列ができる札幌の人気老舗カレー店「カリーハウスコロンボ」がコラボレーション。レトルトカレー「コロンボ豚しゃぶカリー」を開発し、3月17日(月)に発売した。
むかわ町の子どもたちが、自分たちが暮らす町のことをもっと深く知り、未来につなげるために取り組んできた地域学習の一環で生まれたのが、特産品の豚肉のおいしさを広く知ってもらい、食を通じて町に足を運んでもらうことを目指す「むかわ町華麗なポークプロジェクト」。高校生たちは、町の魅力を全国に発信する「豚肉を使ったカレー」の開発をしようと決意したが、一皿のカレーでむかわ町の魅力をどう表現するのか――。そんな生徒たちが、2024年9月の「むかわグルメフェスタ」で、コロンボと初めて本格的に交流。高校生たちの熱意が、「本気で町のために取り組むなら、全力で手伝おう」とコロンボ店主・藤井さんの心を動かした。
藤井さんとともに試作を繰り返した高校生たち。「豚肉の甘みを最大限に引き出し、柔らかさを生かすにはどうすればいいのか」「スパイスの調合は?」「煮込みの時間は?」。何度も試食を繰り返し、細かい調整を重ねた。むかわ町のブランド豚「よことん」のうまみを生かすため、しゃぶしゃぶ用の豚肉をぜいたくに使用。長時間炒めた玉ねぎの甘さと深いコクが特徴のコロンボ伝統のルーに溶け込ませることで、柔らかくジューシーな豚肉の味わいが際立つ、「コロンボ豚しゃぶカリー」が誕生。高校生たちがパッケージデザインにも関わった。
「コロンボ豚しゃぶカリー」(200グラム)は、税込み864円。カリーハウスコロンボ店頭と、むかわ町観光協会の公式ネットショップで販売する。