学校給食もさまざま。大人が食べたいと思うような献立も少なくない。東京都足立区の給食で人気の「えびクリームライス」(税別490円)が、都内約1,200店舗のセブン-イレブンで6月20日から期間限定で販売される。今年は新たに「小松菜のバター醤油スパゲティ」(税別530円)もお目見え。足立区がセブン-イレブンと共同開発したオリジナルメニューで、同区内の138店舗だけで販売される。
足立区とセブン‐イレブン・ジャパンは、2017年に「足立区の活性化に向けた包括連携協定」を締結。2022年に区制90周年記念として初めてコラボ商品が開発、販売され、特に「えびクリームライス」は人気で、足立区内の地域限定販売から都内他区でも販売されるようになった。スパゲティの方は、足立区で収穫量1位の野菜である小松菜を使ったもの。足立区が推進する「楽して」「楽しく」野菜を食べる「楽ベジ」にぴったりの商品だ。
ちなみに同区では、小・中学校の給食総残菜量が2008年には年間381トンもあったという。そこで始めたのが、区独自の「おいしい給食事業」。味だけでなく、給食を「生きた教材」として、生産者や調理に関わる人々への感謝の気持ちや、食に関する学びを大事にした取り組みを続け、各校がさまざまなメニューやアイデアで取り組んだ結果、2022年度の総残菜量は、2008年と比べ3分の1以下の年間115トンまで減少した。